日本臨床皮膚科医会
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お知らせ

「児童生徒等の健康診断マニュアル」平成27年度改訂版・健康調査票の皮膚科項目の解説

学校保健安全法施行規則の一部改定が公布され、今までの保健調査の実施時期が小学校入学時及び必要と認める時から、平成28年4月1日より小学校、中学校、高等学校、高等専門学校の全学年に変更になりました。
健康診断を円滑に実施するために、事前に保健調査票を活用して児童生徒等の健康状態の把握することが大切になります。
児童生徒等の健康診断マニュアル平成27年度改訂版(日本学校保健会出版)1)に掲載された保健調査票にある7つの皮膚科項目ごとにスクリーニングをして、皮膚科専門医を受診し、診断・治療を受ける必要がある皮膚疾患を示した表を用意しましたのでご利用ください。また、皮膚疾患の詳細は当医会ホームページのひふの病気2)、日本皮膚科学会の皮膚科Q&A3)などを参照ください。

皮膚科項目 想定される皮膚病 俗称
肌がかゆくなりやすい 蕁麻疹  
アトピー性皮膚炎  
肌があれやすい、かぶれやすい アトピー性皮膚炎  
接触皮膚炎  
うみやすい、にきびができやすい 尋常性ざ瘡 にきび
伝染性膿痂疹 とびひ
せつ  
体や手足にブツブツができやすい 尋常性疣贅 いぼ
伝染性軟属腫 水いぼ
髪の毛に異常がある
(頭シラミ、脱毛症等)
頭しらみ  
頭部白癬(トンズランス感染症など)  
円形脱毛症  
抜毛癖(トリコチロマニア)  
生まれつきのあざ、皮膚病がある 母斑
(太田母斑、扁平母斑、色素性母斑)
あざ
血管腫 赤あざ
母斑症  
その他、気になる皮膚病がある 足白癬など